冷蔵庫の掃除方法|頻度・洗剤・コツを徹底解説!重曹・セスキ・アルカリ電解水でピカピカに

ママット!コラム

毎日使う冷蔵庫、気づけばソースの液だれや野菜くず、謎のシミなどで汚れていませんか? 「食品を入れる場所だから衛生面が気になる…」「掃除しなきゃ…」と思いつつも、中身を全部出すのが面倒で、つい後回しにしてしまう方も多いかもしれません。

しかし、冷蔵庫の掃除は、食の安全を守るだけでなく、電気代の節約や食品ロスの削減にも繋がる、とても大切な家事です。

この記事では、日々多くのお宅でキッチンのお悩みを解決している「家事のプロ」が、冷蔵庫掃除の最適な頻度から、安心して使える洗剤の選び方、そして驚くほど効率的に進められる掃除のコツまで、徹底的に解説します。重曹セスキ炭酸ソーダアルカリ電解水を使ったナチュラルクリーニングの方法も詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

冷蔵庫掃除、理想の頻度は?「徹底掃除」と「簡単掃除」を使い分けよう

「冷蔵庫の掃除って、どのくらいの頻度でやればいいの?」これは非常によくいただく質問です。私たちは、無理なくキレイを維持するために、2つのペースをご提案しています。

3ヶ月~半年に1回の「徹底掃除」

冷蔵庫の中身を一度すべて出し、パーツを外して丸洗いする本格的なお掃除です。季節の変わり目や、長期休暇前など、時間に余裕がある時に計画的に行いましょう。

月1回の「簡単掃除」

汚れが目立つ部分を拭いたり、賞味期限切れの食品をチェックしたりする簡単なメンテナンスです。「食材を買い出しに行く前」など、庫内が少なくなるタイミングで行うのがおすすめです。

この2つの掃除を習慣にすることで、大掛かりな掃除の負担がぐっと減り、常に衛生的な状態をキープできます。

冷蔵庫掃除に最適な洗剤は?プロは「ナチュラルクリーニング」をおすすめ

食品を保存する冷蔵庫の掃除には、安全性の高い洗剤を使いたいものです。そこでおすすめなのが、環境にも人にも優しいナチュラルクリーニングです。特に重曹セスキ炭酸ソーダ、そして近年人気が高まっているアルカリ電解水がおすすめです。

基本の洗剤と使い分けのコツ

洗剤の種類得意な汚れ使い方特徴
重曹・軽い油汚れ ・手垢 ・食品の酸性汚れ(スプレー) 水100mlに小さじ1杯を溶かす・研磨効果がある ・消臭効果も期待できる
セスキ炭酸ソーダ・ベタベタした油汚れ ・血液などのタンパク質汚れ(スプレー) 水500mlに小さじ1杯を溶かす・重曹より洗浄力が高い ・水に溶けやすい
アルカリ電解水・ベタベタした油汚れ ・タンパク質汚れ ・手垢市販のスプレーを直接吹きかけるか、布に含ませて使う・主成分が水で安心 ・二度拭き不要な製品が多い ・除菌効果も期待できる
アルコールスプレー・カビ予防 ・除菌市販のアルコール(エタノール)除菌スプレー・仕上げの除菌・拭き上げに ・材質によっては使えない場合も

【プロのワンポイントアドバイス】 アルカリ電解水は、水を電気分解して作られた洗浄水で、洗剤成分を含まずに汚れを浮かせて落とすのが特徴です。二度拭き不要の製品が多く、手軽に使えるのが最大のメリット。ただし、アルミ製品など一部使用できない素材があるため、ご使用の際は製品の注意書きを必ずご確認ください。

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冷蔵庫「徹底掃除」を効率的に進める7つのステップ

それでは、3ヶ月~半年に1度の「徹底掃除」の手順を具体的に見ていきましょう。この手順通りに進めれば、無駄なくスムーズに終わらせることができます。

Step1:準備を万全にする

まず、冷蔵庫の電源プラグを抜きます。食材を傷めないよう、クーラーボックスや発泡ス-チロールの箱に保冷剤と一緒に入れて一時保管しましょう。床が濡れないように、冷蔵庫の前に新聞紙やタオルを敷いておくと安心です。

Step2:棚板やポケットなど、外せるパーツをすべて外す

棚板、ドアポケット、引き出しなど、取り外せるパーツはすべて外します。これらを先に洗っておくことで、乾かす時間を有効活用できます。

Step3:パーツを丸洗いする

外したパーツは、食器用洗剤で洗いましょう。汚れがこびりついている場合は、40℃くらいのお湯に重曹を溶かしてつけ置きすると、汚れが緩んで落としやすくなります。洗い終わったら、水気をしっかり拭き取り、完全に乾かしておきます。

Step4:庫内を「上から下へ」拭き掃除

いよいよ庫内を掃除します。鉄則は「上から下へ」。こうすることで、落とした汚れを再度掃除する二度手間を防げます。

  1. セスキ炭酸ソーダ水やアルカリ電解水などを吹き付けた布で拭く…汚れが溜まりやすい奥や角から拭き始めます。頑固な汚れには、キッチンペーパーに洗浄液を染み込ませてパックのように貼り付け、数分置くと効果的です。
  2. 水拭きする洗剤成分が残らないよう、固く絞ったきれいな布でしっかりと拭き取ります。(※二度拭き不要のアルカリ電解水を使った場合は、この工程は省略できます)
  3. 乾拭き&アルコール除菌…乾いた布で水分を拭き取った後、アルコールスプレーを吹き付けた布で仕上げ拭きをすれば、除菌・カビ予防も万全です。

Step5:見落としがちな細かい部分を掃除する

ドアのゴムパッキンは、カビや汚れが溜まりやすい要注意ポイント。アルコールをつけた綿棒や歯ブラシで優しく汚れをかき出しましょう。

Step6:冷蔵庫の外側と上部を拭く

庫内がきれいになったら、外側も忘れずに。手垢がつきやすいドアハンドルはアルカリ電解水や重曹水で、全体のホコリは水拭きで仕上げます。冷蔵庫の上は油を含んだホコリが溜まりやすいので、セスキ炭酸ソーダ水などで拭くとスッキリします。

Step7:パーツと食材を戻す

パーツが完全に乾いたことを確認して、元の位置に戻します。食材を戻す際は、賞味期限をチェックしましょう。この機会に古い調味料などを整理すると、庫内がさらにスッキリします。詰め込みすぎは冷却効率を下げてしまうので、7割程度の収納を心がけるのが節電のコツです。

これで完璧!冷蔵庫の「重要パーツ」と臭い対策

徹底掃除の際には、普段あまり意識しない部分もケアすることで、冷蔵庫をより長持ちさせ、快適に使うことができます。

  • 野菜室: 野菜くずや土で汚れやすい場所。引き出しを丸洗いし、底に新聞紙を敷いておくと次の掃除が楽になります。
  • 製氷機: 自動製氷機は、取扱説明書に従って定期的にお手入れを。市販の製氷機用洗浄剤(クエン酸成分のものなど)を使うと簡単です。
  • 冷蔵庫の裏・下: ホコリが溜まると放熱効率が落ち、電気代が上がる原因に。掃除機でホコリを吸い取りましょう(必ず電源を切り、取扱説明書を確認の上で行ってください)。
  • 嫌な臭い対策: 掃除後に、蓋を開けた容器に入れた重曹や、乾燥させたコーヒーかす、茶殻などを庫内の隅に置いておくと、優れた消臭剤として活躍します。

それでも掃除が大変…そんな時は「家事のプロ」に任せてみませんか?

ここまで冷蔵庫掃除のコツを詳しくご紹介しましたが、 「やっぱり中身を全部出す時間と気力がない…」 「長年放置した頑固な汚れが自分では落とせそうにない」 「掃除だけでなく、キッチン全体を一度リセットしたい」 と感じる方もいらっしゃるでしょう。

そんな時は、私たち家事代行サービスにご相談ください。

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        「きれいな状態をキープしたい」というご要望にお応えし、月1回の「簡単掃除」のような定期的なメンテナンスサービスもご提供しています。プロが定期的にケアすることで、大掃除の負担から解放されます。

        まとめ

        冷蔵庫の掃除は、少し面倒に感じるかもしれませんが、一度きれいにしてしまえば、毎日の料理がもっと楽しく、そして衛生的になります。

        今回ご紹介した手順やコツを参考に、まずは月1回の「簡単掃除」から始めてみてください。そしてもし、ご自身でのお掃除が難しいと感じたり、他の家事にも手が回らずお困りだったりするなら、決して一人で抱え込まないでください。

        私たちは、お客様の「困った」に寄り添う家事のプロフェッショナルです。冷蔵庫一つのお悩みから、暮らし全体のお手伝いまで、どうぞお気軽にご相談ください。

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