生活していく中で欠かせない家事の一つに『洗濯』があります。とりあえず洗濯機に入れて全てお任せ！という方もいると思いますが、『あれ？』という仕上がりになったことがある方もいるかもしれませんね。改めて、洗濯の方法やきれいに洗うためのコツを知っておきましょう。
洗濯の基本的な流れ
洗濯は毎日の家事の中でも基本中の基本ですよね！でも、ちょっとしたコツを知っているだけで、仕上がりがぐっと変わってくることがあるんです。一緒に、洗濯の基本と、衣類をきれいに洗い上げるための秘訣を見ていきましょう！
洗濯を始める前の仕分け
洗濯で重要なのは、洗濯物を適切に仕分けることです。これを怠ると、色移りや生地の傷みの原因になってしまいます。
色柄物と白物
濃い色の衣類は、最初の数回は特に色落ちしやすいため、必ず分けましょう。白物と一緒に洗うと、色が移ってしまう可能性があります。
汚れの程度
泥汚れがひどいものや、食べこぼしがあるものは、分けて予め軽く洗いましょう。
素材
デリケートな素材（シルク、ウールなど）は、手洗いやおしゃれ着コースで優しく洗う必要があります。洗濯表示をしっかり確認しましょう。
洗濯表示の確認
衣類についている洗濯表示タグは、洗濯方法の重要な情報が記載されています。「洗濯機洗い可」「手洗い」「ドライクリーニング」など、表示に従って洗濯しましょう。
洗濯ネットを賢く活用する
洗濯ネットは、衣類を守るための強～い味方。特に以下の衣類には、必ず洗濯ネットを使用しましょう。
- 型崩れしやすい衣類: ニット、ブラウス、プリーツスカートなど。
- 装飾が多い衣類: ビーズやレースなどがついているもの。
- ひっかかるもの：マジックテープやホックが付いている物
- 下着: 型崩れを防ぎ、他の衣類との絡まりを防ぎます。
洗濯ネットに入れる際は、衣類のサイズに合ったものを選び、詰め込みすぎないことが大切です。
適量の洗剤と柔軟剤
洗剤や柔軟剤は、多ければ多いほど汚れが落ちる、肌触りがよくなると思っていませんか？
実は、洗剤や柔軟剤の使いすぎは、すすぎ残りの原因となり、肌トラブルや衣類の傷みにつながることがあります。
洗剤
衣類の素材や汚れの種類に合った洗剤を選び、パッケージに記載されている適量を守りましょう。液体洗剤、粉末洗剤、ジェルボール型、スティック型、おしゃれ着用洗剤など、様々な種類があります。
柔軟剤
衣類の肌触りを良くしたり、静電気を防ぐ効果があります。こちらも適量を守り、洗濯機の柔軟剤投入口に入れましょう。香りの強さはお好みで調整できますが、あまり香りが強すぎると周りの方に不快な思いをさせてしまう事があります。
衣類に合わせた洗濯コースを選ぶ
最近の洗濯機には、様々な洗濯コースが搭載されています。衣類の種類や汚れ具合に合わせて、最適なコースを選ぶことで、よりきれいに洗い上げることができます。
- 標準コース: 日常的な衣類の洗濯に適しています。
- おしゃれ着/ドライコース: デリケートな素材の衣類を優しく洗います。
- 強力洗浄コース: 頑固な汚れを落としたい場合に。
- スピードコース: 軽い汚れの衣類を短時間で洗いたい時に便利です。
- 毛布コース: 大きな毛布や布団などを洗う際に使用します。
洗濯後の仕上げ
洗濯後の乾燥方法も、衣類の仕上がりを左右する重要なポイントです。
すぐに干す
洗濯後に放置しておくと殺菌が繁殖して嫌な臭いの原因になります。また、シワにもなりますので洗濯が終わったらなるべく早く干すようにしましょう。
天日干し
太陽の光には殺菌効果があり、衣類をふっくらと乾かすことができます。風通しの良い場所に干しましょう。
陰干し
色褪せしやすい衣類やデリケートな素材のものは、直射日光を避けて陰干ししましょう。
乾燥機
短時間で乾かすことができますが、縮みやすい素材もあるため、洗濯表示を確認してから使用しましょう。
きれいに洗うためのプラスワン
さらに衣類をきれいに洗い上げるために、プロが実践しているちょっとしたコツをご紹介します。
洗濯物をためすぎない
洗濯を数日分まとめ洗いをする方もいるかと思いますが、汚れが付いたままにしておくと落ちにくくなります。
また、菌が繁殖して臭いの原因になる事もあるので、ため込みすぎずこまめに洗うようにしましょう。
ひどい汚れには「前処理」
襟や袖口の皮脂汚れ、食べこぼしなどは、洗濯機に入れる前に中性洗剤や部分洗い用洗剤を少量つけて、優しくもみ洗いしておくと効果的です。
また、頑固な汚れには洗剤液にしばらく『つけ置き』してから洗濯すると、汚れが落ちやすくなります。ただし、色落ちしやすい衣類は避けましょう。
色移りが心配な衣類は「単独洗い」
特に新品の色柄物は、他の衣類に色が移ってしまう事を避けるために最初の数回は単独で洗うか、色の濃いもの同士で洗いましょう。
「水温」を意識する
一般的に、水温が高いほど汚れ落ちが良くなりますが、色落ちや生地の傷みの原因になることもあります。普段の洗濯は、水かぬるま湯（30℃程度まで）がおすすめです。
洗濯槽を「清潔」に保つ
洗濯槽は、カビや雑菌が繁殖しやすい場所です。定期的に洗濯槽クリーナーでお手入れをしましょう。汚れたもので洗っても本当にきれいにはなりません。
洗濯物は「詰め込みすぎない」
何回にも分けて洗濯するのは時間もかかるし水道代もかかってしまいますね。
だからといって洗濯槽に衣類を詰め込みすぎると、洗剤が均等に行き渡らず、汚れ落ちが悪くなることがあります。綺麗に洗いたいのなら洗濯機の容量の7～8割程度を目安にしましょう。
水道代を節約にもなるのでお風呂の残り湯を使うのも良いですが、残り湯の汚れが残らないように『洗い』の段階で使うようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか？洗濯は、ちょっとした知識と工夫で、格段きれいに仕上がります。
一つ一つの工程を丁寧に、清潔感のある快適な毎日を過ごせると良いですね。
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