食中毒を防ごう!傷まないお弁当を作るためのポイント

ママット!コラム

朝早く作ってお昼に食べるなど、調理後しばらく時間が経ってから食べることの多いお弁当、気候が暖かくなってくると特に『傷まないか心配』という人もいるのではないでしょうか?

食中毒は誰もが恐れる病気です。『お弁当を食べたらお腹が痛い…』など食中毒症状が出る事を避けるには、傷みづらいお弁当を作るためのポイントを知っておきましょう!

食中毒になるとどうなる?

お腹を痛がる子供

『食中毒』この言葉は多くの人が一度は耳にしたことがあるでしょう。何となく『お腹がすごく痛くなる』というイメージがあると思いますが、腹痛の他にもいろいろな症状が出る可能性があります。

たとえば

  • 下痢
  • 嘔吐(吐き気)
  • 発熱
  • 頭痛   など

こういった症状が出る事が多いですが、酷い症状や重篤な状態になると

  • 脱水症状
  • 呼吸困難
  • しびれ
  • 意識が朦朧とする   

などの症状が現れ、特に高齢者や幼児などでは命に危険が及ぶ事もあります

お弁当が傷む原因

菌を拒否する手

お弁当が傷む原因は主に微生物(細菌)の増殖です。お弁当の食材はお弁当箱の中の環境によって細菌でいっぱいになってしまいます。

微生物が好む環境としては『水分』『適度な温度(35℃前後)』『栄養』が3大要素となっていて、この3点が揃うと活発に増殖します。

お弁当を傷みづらくするには、この状態をできるだけ避ける必要があります。

傷まないお弁当作りのポイント

お弁当作成中

お弁当は自分に作ることもあればお子様やパートナーに作る事もありますね。

栄養バランスを考え何をどれくらい入れるか前日から考えたり早く起きたり、お弁当作りは色々と大変ですよね。

安心して食べられる傷みづらいお弁当を作る為のポイントを覚えておきましょう!

大切なのは、『菌を付けない』『菌を増やさない』ということです。

そのための方法をご紹介していきます。

  • 調理器具や手、お弁当箱を清潔に
  • 味付けは濃いめ
  • しっかり火を通す
  • 水分は少なく
  • 素早く冷やしてから詰める
  • 直接食材に触らない
  • 殺菌、防腐効果のある食材を使う
  • 保冷剤や保冷バッグを活用

それぞれ詳しく解説します。

調理器具や手、お弁当箱を清潔に

お弁当に限らずですが、料理をする時に食材に菌が付かないようにしましょう。

特にお肉や魚介類、卵など生ものを扱った後は調理器具や手をしっかりと洗ってください。

また、ご飯やおかずを詰めるお弁当箱も清潔にしておきましょう。できれば食品用アルコールや煮沸などで除菌・消毒しておくと安心です。

お弁当箱にはゴムパッキンなどの取り外し可能な部品が付いている事もあります。洗う時は外して隅々までしっかい洗いましょう。

味付けは濃いめ

塩分や酸味、糖分を高くすると保存性が高くなります

もともと料理は冷めた時に味が薄く感じるものなので、お弁当に入れるおかずは少し濃いめの味付けの方が食べる時においしく感じます。

ただし、あまり濃すぎると今度は健康面に悪影響が出ますのでほどほどに。

しっかり火を通す

おかずは中までしっかりと火を通して殺菌します。生で食べる事の出来ないお肉は当然ですが、ちくわやかまぼこ・ハムやウインナーなどの加工食品もそのまま入れるのは避け一度加熱した方が安心です。

また、お弁当に入れる人も多い卵料理も半熟にならないようにしっかり火を通しましょう。

水分は少なく

お弁当の水分は傷む原因になります。次のような方法で可能な限り水分を除去しましょう。

  • 水分の多い食材(生野菜、果物など)を避ける
  • 炒めて水分を飛ばす
  • 汁気のあるものはキッチンペーパーで水分を吸う   など

野菜や果物は切り口から水分が出やすいです。ミニトマトを入れるなら切らずに水分をしっかり拭き取り丸のまま入れましょう。果物もブドウやチェリーのように切らずに入れられるものの方が安心です。

水分の多いものを入れたい時は、炒めて水分を飛ばしたり、キッチンペーパーで可能な限り水分を吸わせてからお弁当箱に詰めましょう。

また、次のような水分を含みやすい食材を調理の過程で使ったり一緒に入れると水分を吸ってくれます

  • とろろ昆布
  • 鰹節
  • すりごま
  • お麩   など

素早く冷やしてから詰める

おかずが冷める前にお弁当箱に詰めると、湿気がこもる上にゆっくり温度が下がるので細菌が増殖しやすくなります

ウチワや扇風機、保冷剤などを上手く使い素早く冷やしてから詰めましょう。

また、朝の忙しい時間に作ったり冷やすのが面倒…ということで前の日に作っておいたものや作り置きをそのまま詰める事がありますが、そのまま入れるのではなく再加熱してから冷ますという工程を踏んだ方が良いです。

直接食材に触らない

手袋や菜箸などを使用して、食材にはなるべく素手で触らないように心がけます。

特に、火を通した後お弁当を詰める時。加熱によって殺菌されたところに素手で触って菌を付けてしまったら傷む原因となってしまいます

最近はキャラ弁など凝ったお弁当を作る方もいますね。細かい作業をする時も手で直に触らず、菜箸や食材専用のピンセットなどを使ってくださいね。

殺菌、防腐効果のある食材を使う

梅干しや酢、ショウガ、シソ、カレー粉、唐辛子、ワサビ、ニンニクなどには殺菌や防腐効果があります。調理の際に上手く取り入れてみましょう。

梅干しの殺菌効果は触れている部分にしかないので、ご飯を炊く時に一粒入れて全体に効果が行きわたるようにすると痛みにくくなります。

保冷剤や保冷バッグを活用

お弁当の中の温度が上がることを防ぐために、保冷剤を使う事も有効です。

冷気は上から下に流れますので、保冷剤を使う時はお弁当の下ではなくフタの上に置いた方が全体的に冷えます。二つあれば上下から挟みましょう。

また、冷凍食品を使うのなら凍ったまま入れられるものを使えば保冷効果もあります。

お子様ならカップゼリーを凍らせて入れておくと喜ばれる上に保冷効果もあるので一石二鳥です。

お弁当作りも家事代行で楽ちん

毎日のお弁当作りは家事の中でも負担になることが多いです。

家事代行サービスを利用してお弁当作りの負担を減らしましょう。

お料理の作り置きはもちろん、作ったお料理をお弁当用に小分け冷凍しておいたり献立を考えたりなど、細かい作業もお任せください。

まとめ

ちょっと面倒と感じることもあるお弁当作りかもしれませんが、手を抜くと食中毒になりかねません。

  • 調理器具や手、お弁当箱を清潔に
  • 味付けは濃いめ
  • しっかり火を通す
  • 素早く冷やしてから詰める
  • 水分は少なく
  • 直接食材に触らない
  • 殺菌、防腐効果のある食材を使う
  • 保冷剤や保冷バッグを活用

というポイントを押さえて、安心して食べられるお弁当を作りましょう!

栄養やマンネリも気になるお弁当ですが、家事代行サービスを利用することで新しいメニューが増えたり朝の準備が楽になったりもしますよ♪

お料理だけでなく、キッチン周りの整理整頓で効率化が図れたり、お掃除を頼んで清潔に保ったりとさまざまな目的で家事の依頼ができますので、ぜひ家事代行サービスを利用してみてください。

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