料理中や食事中に、大切な洋服やカーペットに油、醤油、ソースなどの食品系のシミをつけてしまった経験は誰にでもあるでしょう。特に油や調味料のシミは「落ちにくい」「目立つ」といったイメージがあり、シミを見つけた瞬間、汚れとは真逆に頭が真っ白になってしまうかもしれません。
しかし、ご安心ください。服についた油のシミの落とし方、醤油のシミの落とし方など、それぞれのシミには効果的な落とし方があります。
この記事では、家事代行サービスのプロとして、家庭でできるシミ抜きの基本から、いざという時に役立つ裏ワザまで、詳しくご紹介します。この記事を読めば、もう突然のシミに慌てることはありません。
この記事で解決できること
- 油性・水性・混合性のシミの見分け方
- 油シミの落とし方(服、カーペット)の具体的な手順
- 醤油・ソースなど調味料のシミの落とし方
- 食品系シミを悪化させないための絶対NG行動
- シミの種類別、適切な洗剤・道具
まずシミの種類を理解しよう≪油性・水性・混合性≫
シミ抜きを始める前に、まずそのシミが何によってできたのかを把握することが重要です。シミは大きく分けて以下の3種類に分類されます。
| シミの種類 | 具体例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 油性(脂溶性) | 食用油、マヨネーズ、ドレッシング(油分が多いもの)、口紅 | 水に溶けず、油に溶ける。時間の経過で酸化しやすい。 |
| 水性(水溶性) | 醤油、日本酒、コーヒー、ジュース、泥 | 水に溶ける。比較的初期段階で落ちやすい。 |
| 混合性 | ソース、ケチャップ、ドレッシング(油と水の両方)、カレー | 油分と色素(水溶性)の両方を含むため、二段階の処理が必要。 |
油シミの落とし方と醤油のシミの落とし方が異なるのは、この性質の違いがあるからです。
【油シミ対策】服についた油を落とす究極の手順

最も厄介なシミの一つが油のシミです。放置すると酸化して黄ばみになり、さらに落ちにくくなります。服についた油の落とし方の基本は「油は油で、または油を溶かすもので落とす」ことです。
シミ抜きに必要な道具
- 食器用中性洗剤(油汚れに特化したもの)
- 酸素系漂白剤(色柄物の場合)
- 清潔なタオルまたは布(2〜3枚)
- 歯ブラシ(部分洗い用)
服についた油シミの具体的な落とし方(応急処置〜本洗い)
ステップ1:応急処置(速さが命!)
- ティッシュや布で油を吸い取る
シミの裏側と表側にティッシュを当て、叩くようにして、できるだけ多くの油を吸い取ります。絶対にこすらないでください。こすると繊維の奥に油が押し込まれてしまいます。
- (外出先の場合)石けんやハンドソープで揉み洗い
水で濡らし、その場で使える石けんやハンドソープを少量つけて優しく揉み洗いし、水で洗い流してから帰宅しましょう。
ステップ2:食器用洗剤で油を分解
- 洗剤の塗布: シミの部分の裏側に清潔なタオルを敷き、シミに食器用中性洗剤(原液)を少量つけます。
- 叩き洗い: 指、または歯ブラシの背などでシミの部分を優しく叩きます。洗剤を油になじませて、乳化(油を水に溶けやすい状態にすること)させます。
- お湯で濯ぐ: 洗剤と油が乳化したら、裏側からお湯(40℃程度)を流して、浮き上がった油を押し流します。
ステップ3:本洗いと最終仕上げ
- 洗濯機に入れる: 通常通り、洗濯用洗剤を使って洗濯機で洗います。
- (油が落ちなかった場合)酸素系漂白剤: ここまでの処理で油が落ちなかった場合、または時間が経って黄ばみがある場合は、衣類に合わせた酸素系漂白剤を使い、つけ置きしてから洗濯しましょう。
また、仕上げに油汚れに強いウタマロリキッドを使って洗濯するのも効果的です。
関連記事:ウタマロ石鹸は何に使える?洗濯から掃除まで、驚きの活用術と特徴
※クレンジングオイルは非推奨
落ちにくい油性のシミには、『メイク落としに使うオイルクレンジングが効果的』という噂?が巷ではあります。オイルが油シミを溶かし、乳化作用で水と馴染ませやすくなると言われていますが、クレンジングオイルの種類によっては新たに大きな油シミができる原因になるのであまりおすすめできません。
【水溶性シミ対策】醤油、コーヒー、ジュースの落とし方

醤油やその他の水溶性の調味料の落とし方は、油性のシミよりも比較的簡単です。しかし、色素が残りやすいため、ここでも「素早い処置」が成功の鍵を握ります。
醤油・調味料のシミ抜きの基本手順
ステップ1:水分を吸い取る
乾いた布やティッシュで、シミを押さえつけるようにして、水分と色素を吸い取ります。
ステップ2:水で薄める
服を裏返しシミの付いた側に乾いたタオルやキッチンペーパーを敷き、水(またはぬるま湯)で濡らした布や歯ブラシで、シミを叩いて、シミをタオルに移します。この時、シミが広がるのを防ぐために、必ず外側から攻めます。
ステップ3:中性洗剤で処理
食器用または衣料用中性洗剤を少量つけ、再び優しく叩いて色素を分解します。
ステップ4:水で濯ぐ
裏側から水を流して洗剤をよく洗い流し、通常通り洗濯します。
時間が経った醤油・色素のシミ対策
時間が経ってしまった醤油や、色の濃い色素(赤ワイン、コーヒーなど)は、通常の洗濯だけでは落ちないことがあります。
- 酸素系漂白剤でつけ置き
色柄物にも使える酸素系漂白剤(液体または粉末)を、衣類の洗濯表示に従った濃度で溶かしたぬるま湯に、30分〜2時間程度つけ置きします。その後、通常通り洗濯します。
【混合性シミ対策】ソース、ケチャップ、カレーの落とし方

ソースやケチャップ、カレーなどのシミは、油分と水溶性の色素の両方を含んでいるため、二段階の処理が必要です。
混合性シミの落とし方(二段階式)
[第一段階:油分(脂溶性)の除去]
手順:解説した油シミの落とし方で、まず油分を徹底的に取り除きます。
[第二段階:色素(水溶性)の除去]
手順:油分が落ちた後も色が残っている場合は、解説した醤油・色素のシミの落とし方(中性洗剤+酸素系漂白剤でのつけ置き)で、色素を取り除きます。
この二段階を踏むことで、ほとんどの混合性食品系のシミに対応できます。
絶対やってはいけない3つのシミ抜きNG行動
シミの落とし方で最も重要なのは、「どう落とすか」だけでなく「何をしてはいけないか」を知ることです。誤った処置はシミを繊維の奥に定着させ、プロでも落とせない状態にしてしまいます。
| NG行動 | 理由 | 代替行動 |
|---|---|---|
| こする | 摩擦熱でシミが熱で定着したり、繊維の奥に押し込まれたり、生地が毛羽立ったりする。 | 叩く、押さえる |
| 熱湯をかける(特にタンパク質を含むシミ) | 牛乳や血液などのタンパク質のシミは熱で凝固し、繊維に強く固着してしまう。 | ぬるま湯(40℃以下)を使う(油シミには有効) |
| ❌ 乾かす(処理をしないまま) | シミの成分が酸化したり、水分が蒸発して成分が濃縮され、定着してしまう。 | できるだけ早く処置し、完全にシミが抜けるまで乾燥機やアイロンは使わない。 |
まとめ
油、調味料、食品系のシミの落とし方について、プロの視点から具体的な方法をご紹介しました。
- 油シミには食器用洗剤など油汚れに強い洗剤で油を乳化させて落とすことが重要です。
- 醤油など水溶性のシミには「中性洗剤と酸素系漂白剤」で色素を分解することが有効です。
- 最も大切なのは、シミをつけたらすぐに処置すること、そして「こすらず、叩いて」シミを外へ出すことです。
これらの基本と裏ワザを実践すれば、ご家庭でもほとんどのシミをきれいに落とすことができるでしょう。
家事代行サービスぱぱっと!ママットでは、日常の掃除、洗濯、料理など様々な家事代行を承っております。お気軽にお問い合わせください。
家事代行サービス『ぱぱっと!ママット』へのお問い合わせはコチラから!

